どうも。オルティです。今回も北信越選手権の観戦記です。第3日目に行われた本戦2回戦を観戦した感想と選手について記します。
今回で北信越選手権の観戦記は以上となります。今年の北信越選手権はルール改正によって出場選手が去年より豪華になり、予選からハイレベルな試合が行われました。
予選で北山選手や伊織選手の試合を観戦する事ができ、本戦1回戦では私が応援している佐藤翔吾選手が勝利する瞬間に立ち会えました。本人も嬉しかったですが、応援している私も自分の事のように嬉しかったです。
1回戦に比べて2回戦はいよいよ選手の実力が問われてきます。J1-7と言うグレードの高い大会は、参加者のレベルが当然ながら高い傾向にあります。そこでコンスタントに勝つ事の難しさを見せられました。
去年は本戦1回戦しか観戦してなかったので、2回戦を観戦するのは実は初めての経験でした。その様子を少しでもお伝えする事が出来たらと思います。それではよろしくお願いします。
・佐藤翔吾選手
日本ランク大会北信越賞金100万大会
— 翔吾テニスyoutuber (@SHOGOace) June 22, 2023
本戦1回戦5-7.6-4.6-1
本戦2回戦1-6.3-6
相手はずっとトップレベルで戦っていた
一個上のレジェンド
試合ができる日が来るなんて!
負けてしまいましたが
自信も手に入れ
まわりの人達のおかげで楽しい遠征になりました!
皆ありがとうございました!! pic.twitter.com/46uK7hQtsl
私が応援している佐藤翔吾選手。1回戦はWCで本戦入りした皆川将也選手に当たり、フルセットの逆転勝利で2回戦に駒を進めました。
2回戦の相手はリコーの実業団に所属している芝田雅司選手。芝田選手は1回戦で第15シードで、日本大学の上野山選手を6-1,4-6,6-4のフルセットで下していました。
実は私、ドローを見ていた時に翔吾選手の2回戦の相手は上野山選手になるかな~と思っていました。その為、仮に初戦突破しても厳しいのでは?と考えていました。
ただ今翔吾選手とスシローなう pic.twitter.com/DiuuRghOqH
— オルティ・マレー (@ORTHIY_NANAMIN) June 20, 2023
上野山選手は北信越選手権当時はランキング72位で、過去のJOP大会で翔吾選手に勝利した経験が複数回あります。
それに加えてJOP大会も複数回優勝しているみたいです。いや、本当にここ最近の大学生ってレベル高すぎだろ……💦
プレースタイルはベースライナーで、かつジョコビッチ選手を彷彿とさせる堅守が武器です。サーブも強く、そこから展開を作れるのも強みかと。
翔吾選手よりパワーがあり、タイミングも速い。完全に翔吾選手の上位互換と言える選手です。翔吾選手も動画内で繋ぎ負けると仰るくらいです。
その上野山選手をフルセットで下したのが芝田選手。1回戦が終わった後、スシローで食事をしていた時、翔吾選手は「キツい相手だな」と仰っていたのを覚えています。
芝田選手はシングルスよりダブルスの印象が強く、北信越選手権でもランキング61位でSYSテニスクラブ所属の田代選手と組んで男子ダブルスに出場していました。結果はベスト4。凄いです……
話を戻します。翔吾選手と芝田選手の試合ですが、私は用事を済ませてから希望ヶ丘テニス場に向かったので途中からの観戦になりました。
スコアは翔吾選手から見て1-6,3-4で終盤に差し掛かっていました。最初は翔吾選手負けてる!?と驚き、慌てて観戦出来る場所に向かいました。
観戦出来たのはほんの僅かでしたが、芝田選手はサウスポーで、フォアハンドはフラット系で強烈なショットを打っているな~と言う印象を受けました。球が速くて重く、こういうフォアを打ちたいと思わせるくらいでした。
翔吾選手は何とか喰らいつこうと奮闘しましたが、フォアハンドの勢いが凄まじく、そのまま押し込まれる形で2回戦敗退となりました。
試合終了後、翔吾選手は「1セット目は繋いでいたけど、2セット目は打つようにした」と仰っていました。3セットマッチは体力的にはしんどいですけど、戦術変更がやりやすいように感じました。
普段私が出ている大会のような1セットマッチだと何処で戦術変更するか、そのタイミングが中々見極めが難しい所があります。その流れを断ち切るタイミングを見つけるか、自分で決める必要がある事を感じました。
後日試合動画が投稿されて一通り観ました。芝田選手はフラット系のサウスポーで、第1セットは非常にやりづらそうに見えました。
あくまで私の中のイメージですが、サウスポーの選手のフォアハンドはスピン系でスライスサーブがかなり変化する事から、サーブで相手をコートに追い出したり、グリグリスピンのフォアを相手のバックに送り込む戦い方がパターンだと考えています。
しかし、芝田選手はダブルスも得意としている選手で、フォアハンドはフラット系でタイミングが早く、翔吾選手の時間を奪いながら第1セットを奪いました。
会場となっている希望ヶ丘のオムニコートは他のオムニコートと比べて砂が多く、球足が速いように感じます。その影響でループボールがあまり跳ねず、スライスが滑りやすい特徴があります。
少し話が逸れましたが第2セットに移ります。翔吾選手のコメント通り、芝田選手の球威やタイミングを利用して打つようにしていきましたが、力及ばず敗北と言う結果に終わりました。
・勝島陽希選手
翔吾選手の試合を観戦した後は勝島選手の試合を観戦しに行きました。私が行った頃は第1セットが終わった頃、勝島選手から見て6-7と第1セットを落としていました。
第1セット落とした!?と観戦している当時は内心動揺しましたが、記事を記している頃には既にカズマックスさんの試合動画が投稿されました。
その試合動画に登場していた相手選手が勝島選手の対戦相手でした。動画を一通り観てから調べて、相手選手の強さとプロフィールを大体把握しました。
対戦相手は田中佑選手。大会当時のランキング159位。今大会は予選からの出場でした。初戦でカズマックスさんを下し、予選決勝を勝ち抜いて本戦に進出しました。本戦1回戦でランキング85位の丸田健選手に勝利し、2回戦に駒を進めていました。
田中選手は高校テニスの名門の湘南工科大学附属高を卒業した後、筑波大学に進学しました。今年大学2年生です。
2年前の全日本ジュニアU18を優勝し、今年の関東学生テニストーナメント優勝、全日本室内選手権優勝等、大学テニス界で将来有望で伸び盛りな選手です。様々なタイトルを取り、プロになる未来が想像できます。
2023年度第76回北信越テニス選手権大会(J1-7 賞金100万円)
— 勝島陽希 (@tennis__Lesson) June 29, 2023
シングルスベスト16
ダブルスベスト32
試合後の体調不良で結果報告が遅れました…無理な状態で仕事をしてしまい、現在も闘病中です🤒
早く治して練習しないとミニ国体に間に合いません、頑張って治します。 pic.twitter.com/2slBzhqSdx
田中選手はフラットサーブとフォアハンドが強烈なサウスポーで、サーブからのフォアの強打の模範的な3球目攻撃は勝島選手を苦しめました。それでいて試合態度も良く、やはり大学トップは違うんだな~と唸らされました。
田中選手の強烈なサーブとストロークに勝島選手は第2セットも苦しめられていましたが、強烈なサーブとフォア、そして気迫溢れるプレーで応戦して第2セットを6-4で奪い返しました。
迎えた第3セット。両選手は真っ向から打ち合い、一進一退の攻防を繰り広げていました。勝島選手が芸術的に美しいドロップボレーを繰り出せば、田中選手は容赦ない3球目攻撃を叩き込んでいました。
その様子を観ながら私は勝島選手を応援していました。同じ新潟県勢ですし、応援している選手ですし。もちろんマナーを守りながら応援をしていました。
一進一退の攻防は第1セットと同じくタイブレークに突入。タイブレークでは田中選手がミスを連発し、勝島選手がラリー戦でポイントを積み重ねていきました。
最後は勝島選手が7-6(3)で取ってゲームセット。フルセットにもつれた熱戦を制しました。試合後に勝島選手とお話した時、凄く喜んでいました。応援が力になったと仰っていました。
負けた田中選手ですが、間違いなく今後伸びる選手の1人だと確信出来ました。大会当時73位だった勝島選手と熱戦を繰り広げていましたから。
勝島選手もプロになってまだ2年目(2022年プロ転向)で、これからランキングと実力が上がっていく選手の1人だと思います。去年は全日本選手権の予選決勝で負けてしまった為、今年は全日本選手権の本戦に出てプレーする姿を観たいです。
・昼食はあおきやで食べました。
翔吾選手とあおきやで食事中。 pic.twitter.com/NncQ62tjew
— オルティ・マレー (@ORTHIY_NANAMIN) June 21, 2023
オルティさんと翔吾さんが行ってて食べたくなって今日きました〜🍜笑 pic.twitter.com/uK3FW3vRRZ
— 勝島陽希 (@tennis__Lesson) June 22, 2023
勝島選手の試合を観戦した後は翔吾選手と共に昼食を食べに行きました。最初は小嶋屋でお蕎麦を食べようとしたのですが、時間帯が悪かった事もあって混雑していたので断念。その近くにあるあおきやでラーメンを食べました。
あおきやは長岡市名物の生姜醤油ラーメンの老舗で、あっさりした生姜醤油が特徴です。翔吾選手は絶賛し、勝島選手も翌日に食べに来ていました。
あおきやで昼食を食べた後、翔吾選手を長岡駅まで送迎しました。その後は私は帰宅し、のんびり過ごしていました。
・今年の北信越選手権について
以上が今年の北信越選手権を観戦した感想と選手紹介になります。今年は1日目~3日目、予選~本戦2回戦まで観戦する事が出来ました。
普段Youtubeで動画を投稿していたり、Twitterでやり取りをしている方々とお会いして話が出来た事はとても嬉しかったですし、色んな方が私の事を知っていたのは正直驚きの感情もありました。
ただ全員とお話出来なかった事は正直悔しかったです。まぁタイミングが悪かったと思って割り切っています。個人的には高橋勇人選手、小暮選手、伊織選手とお話したかったなぁ~来年に期待!
もう1つ悔しかった事は観たかった試合を全て観れなかった事です。予選初戦の試合と、翔吾選手の2回戦がそうでした。用事と重なっていた事もありますが、こればかりは仕方なかったです。
それを差し引いても、今年の北信越選手権は観戦しに行って本当に良かったです。普段JOP大会を観戦しに行けないですし、JOP選手の試合を観るだけでも自分のテニスに対するモチベーションの維持と向上に繋がりますから。
ルール改正もあって予選からハイレベルな試合が繰り広げられていましたが、印象に残っている試合は翔吾選手の初戦と勝島選手の2回戦ですね。どちらも応援している選手の試合で、逆転勝利と言う共通点💦
やっぱり応援している選手が勝つ所を観れるのは良いですね。最高です。凄く嬉しかったですし、何より感動すると共に私も頑張らないと!とモチベーションを上げる切っ掛けになりました。
戦っているステージと目標は違いますが、目の前で熱戦を見せられたら私もやってやる!と言う気持ちに嫌でもさせられます。それが普段から応援している選手であれば猶更です。
私も国内を転戦しながらJOP大会に出場している選手の方々に負けないよう、練習に励みながら大会に勝っていきたいです。
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