- ・ポリツアーレブの商品紹介
- ・第一印象
- ・打球感:柔らかくてマイルド!
- ・反発性能:軽い力で飛ばしやすい!
- ・スピン性能:掛けやすくてワロタ!
- ・総合評価:打感良し。飛び良し。スピン良し。超高性能なポリ!
- ・他の方のインプレ+購入したい人に向けて
どうも。オルティです。今回は先日のレッスンから新しく使い始めたポリガットを使った感想について記します。
そのガットはポリツアーレブ。去年の冬に開催されたVCOREの試打会で試打ラケットに張ってあったポリガットの1種です。
実際に使ってみた所、個人的に好印象でいつか使ってみたいと思っていましたが、それがついに叶いました。試打会の様子や簡易インプレは上に掲載した記事に記しましたので、是非そちらもチェックしてみて下さい。
今回はポリツアーレブを愛用のEZONE100に37/35で張ってもらいました。ゲージは1.25mm。この記事では一通り使った使用感をまとめました。EZONE100のインプレ記事の方もチェックして頂けるととても嬉しいです。
・ポリツアーレブの商品紹介
- 商品名:ポリツアーレブ
- SIF製法と8角形断面がスナップバックと高回転スピンを実現。性能維持に優れ、連続のハードヒットを可能にする。
- ゲージ:1.20mm/1.25mm/1.30mm
- 長さ:12m
- 構造:SIF製法・8角形断面モノフィラメント
- 素材:芯糸/ハイポリマーポリエステル
- カラー:ブライトオレンジ
・第一印象
こちらがEZONE100にポリツアーレブを張ってもらった写真になります。正直に思いました。「EZONEと色の相性悪すぎ!」と。思わず言葉を失いました(苦笑)
元々ポリツアーレブは現行のVCOREの発売に合わせて発売されたような所もあって、VCOREやDUNLOPのCX200等の赤いラケットとの相性は良いです。
ただEZONEのような青いラケットとの相性は壊滅的に悪いように感じました。なので黒色のように万人受けするような新色出してください!(切実)
見た感じはワックス系で、光に当てるとピカピカしているように思いました。やはりSIF製法の賜物だけあるなと言う感じです。
SIF製法は潤滑性の高いシリコーンオイルをストリング内部まで浸透させた、YONEX独自の技術です。
ストリングの表面をシリコーンオイルで覆う一般的なコーティングはバボラのRPMブラスト等に採用されていますが、一般的なコーティング方法だとシリコーンが剥がれると潤滑性を失うと言うデメリットがあります。
それを解消したのがSIF製法。シリコーンの浸透により、潤滑性を維持しやすくなり、打球時にストリングが大きく動いて素早く復元する性能(=スナップバック)が持続しやすいと謳っています。こちらの技術はポリツアーファイアにも採用されています。
ちなみに私は多角形ガットを使うのは3回目になります。RPMチーム、RPMハリケーン(プロハリケーンツアー)と来て、ポリツアーレブ。何気に多角形ガットを使う回数が少ない上に、全て八角形と言う事に驚きました。
・打球感:柔らかくてマイルド!
自分使用のセッティングで改めて使ってみましたが、とにかく打球感が柔らかい事が印象に残りました。
正直な話、打球感が柔らかいポリガットはポリツアーレブ以外にも沢山あります。しかし、ポリツアーレブは打球感が柔らかいだけではなく、不快な衝撃が少ないマイルドさが心地良かったです。
それに加え、インパクト時に一瞬ボールを包み込むようなホールド感と言いますか、撓み感を感じました。
なので安心して自分からしっかり打っていく事が出来ました。流石にオフセンターで当たった時はポリらしい硬さを感じましたが、真ん中で捉え続ければ正直問題はないかと思います。
しかし、この感想を言い換えれば打ち心地が少ないと言う事になります。「俺は硬いポリが好きだ! 自分でボールを打っている感覚がある物じゃないと嫌だ!」と言う人には合わないでしょう。
・反発性能:軽い力で飛ばしやすい!
大会での経験を踏まえてテンションを落としたと言う事もあるとは思いますが、飛びは個人的には良いように感じました。
縦横共に30ポンド台に突入して、4Gラフよりも柔らかいポリガットを使い始めた事もあって、最初は感触を掴む事に専念していました。
そんな中でそこまで力を入れていないのに、思っていた以上にボールが飛んでくれた印象がありました。「ガットの力でボールを飛ばしたい!」と言う人にはピッタリなんじゃないかな?と思います。
他にもポリガット使っていて飛びが欲しいと言う人や、力がなくてパワーを求める人にも良いかな?と考えました。
・スピン性能:掛けやすくてワロタ!
ガットの断面が八角形と言う事で、丸形の物より多少引っ掛かりが良くなっただけで、スピンはそんなにかからないんじゃないかな?と思う人がいるかもしれません。
しかし、ポリツアーレブは控えめに言ってもスピンがかかりやすいです。流石に普通に打つだけで軌道が上がったり、回転量が自然と増えるなんて事はありませんが。
それでもスピン系の打ち方で下から上に擦り上げたり、後ろから厚く当ててからワイパースイングでしばいた時は、弾道を上げやすい上にバウンドしてからの伸びが凄かったです。
特に印象的だったのはダブルスのゲーム。後衛だった私は相手の後衛と打ち合っていました。そんな時にバックハンドのムーンボールを相手のバック側に打ちました。
そしたらベースライン際でバウンドし、そのまま173cmある私の頭上を飛び越えるくらい跳ねていきました。流石に私も驚きました……まさかそれくらい跳ねるとは考えてもいなかったので。
相手は取る事が出来ずにポイントを取れましたが、まさかの展開に私は喜ぶよりも戸惑うor驚く事しか出来ず、ガットを見つめていました(汗)ムーンボールでポイント取ったのは初めてでしたし(苦笑)
・総合評価:打感良し。飛び良し。スピン良し。超高性能なポリ!
強力なスピンボールで攻めたい方におススメ🌀🌀
— yonex.co.jp (@yonex_jp) November 6, 2020
8角形断面による喰いつき!
強力なスピン性能が持続するテニスストリング
「ポリツアーレブ」11月下旬に発売!https://t.co/aXMYVlnjV5#ヨネックス #yonex #テニス #tennis #ストリング #string #ポリツアーレブ #8角形 #スピン #farbeyondordinary pic.twitter.com/2d0G6xwUsN
今回から本格的にポリツアーレブを使い始めましたが、個人的に「どれを取っても穴がなく(強いて言うなら色)、とても使いやすくてバランスが取れた多角形ガット」と評価させて頂きました。
打球感はポリらしい硬さのない柔らかさがあり、飛びも良く、スピンのかかりも良いと、極めて高性能な多角形ポリだと思います。
- 柔らかいポリを使いたいプレーヤー
- ガットにパワーを求めるポリユーザー
- スピンをかけていきたいプレーヤー
- 初めて多角形ポリを使うプレーヤー
個人的にはこの4つの特徴のどれかに当てはまるプレーヤーに合うんじゃないかな?と思います。と言うより推奨したいです。
柔らかいガットが好きな私でも十二分に扱いやすかったですし、ナイロンからポリに移行したプレーヤーにもお薦めしたいと考えたくらいでした。
ポリツアーレブよりスピンをかけていきたいと言う方には、ソリンコのハイパーGやテクニファイバーのブラックコード等が良いかと思います。
八角形より角が多い五角形の方が引っ掛かりが良く、スピンがかかりやすいかな?と考えました。個人的にはブラックコードを一度使ってみたいです。
- 硬いポリが好きなプレーヤー
- 打ち応えや収まりの良さを求めるプレーヤー
- スピン系よりフラット系なプレーヤー
- 多角形ポリが嫌いなor合わないプレーヤー
- 性能は気に入ったけど、色が駄目なプレーヤー
逆にこの5つの特徴に当てはまるようなプレーヤーにはポリツアーレブは合わないんじゃないかな?と思います。
上から4つまでのプレーヤーは私とは対極にいるので他のガットを選んで下さいとしか言えませんが、最後の色だけはどうしようもないです。
YONEXから新色が出るのを待つか、同じ八角形のポリガットたるRPMブラスト等を使って下さい。
※8/4追記
VCORE PROの2021年モデルの発売に合わせて、ポリツアーレブの新色が9月下旬に発売される事となりました。
色はパープルとホワイト。EZONEにパープルが合うかどうかは極めて微妙な所ですが、ホワイトはどんなラケットにも合わせやすいかと思います。
ポリツアーレブの性能は気に入っているけど、色が嫌だなぁ~と言う方は是非この機会に使ってみては如何でしょうか?
私はホワイトを購入して使ってみます。その時に同じガットで色が違うと、打感や飛びにどのような影響が出るのかも検証してみたいです(汗)
・他の方のインプレ+購入したい人に向けて
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