A LIFE OF TENNIS!

初めまして。このブログの管理人のオルティです。週に1度テニススクールで汗をかいている中級プレーヤーです。このブログでは試打したラケットや使用したガット、グリップテープや振動止め等のテニスグッズのインプレや。出場した大会の結果報告や取り組んでいる内容等を一般人目線で記していきます。目指すは唯一無二のテニスブログです。どうぞよろしくお願いします!

【週1練習でも勝てるようになる?】 週1プレーヤーによるシングルス戦術解説! しぶとく泥臭いテニスで相手を封殺!

 

※注意:今回の記事には個人の見解が多分に含まれています。あくまで参考資料の1つとしてお役立て下さい。

 

 

・前書き

 どうも。オルティです。今回の記事のテーマはシングルス戦術です。私オルティが実際にシングルス大会で使用している戦術をご紹介します。

 「おいオルティ。お前この前のシングルス大会で無様な自滅負けしただろう? そんな奴に戦術語る資格はねぇ!」と思われる方々がいるかもしれません。仰る通りです。正論過ぎて返す言葉もありません。

 しかしこのオルティ。今年で30になりましたが、今の今までシングルス大会に出場する時、戦術らしい戦術を用意してきませんでした。これは事実です。

 そんな私が30になって初めて戦術を用意し、シングルス大会に出て戦術を使った。勝敗はともかく、この事実は私にとって大きな収穫となりました。

 今回紹介する戦術はシングルス大会に出るプレーヤー全員に出来る簡単な物です。シングルス大会に初めて出る人や戦術が分からない人、勝ち方を知りたい人には何かの参考になるかと。

 

・前提として

 

 

 

 戦術を紹介する前に、先ずは自分がどのようなプレーヤーであり、どんなショットを打つのかを把握する事が必要かと思います。

 フォアハンドは当たりを厚くするタイプか、スピングリグリで攻めるか。バックハンドは片手か、両手か。そもそも得意なのか。ネットプレーは得意か。それぞれのショットの得意不得意を正直に見極めます。

 その上で戦略を見極めた方が自然とどう攻めるか、相手から攻められた時はどう凌ぐかがはっきりするでしょう。

 また、試合会場のサーフェスを事前に把握しておく事も大事です。オムニ、ハード、クレー。私の場合はアウトドアオムニでした。サーフェスにはそれぞれ異なる特性があり、取るべき戦術も変わってきます。

 それに応じて、自分の得意ショットやプレースタイル、性格等を総合的にまとめて戦術を用意する事が一番かと思います。

 

 

己を知り敵を知れば百戦危うからず

 

 この言葉はかの有名な『孫子の兵法』に記してあります。敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、何度戦っても、勝つことができると言う意味です。ではここから戦術の解説を開始します。

 

1・センターセオリー

 

 


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 1つ目の戦術はセンターセオリー。とにかく相手コートの真ん中に返球し続ける、シンプルな戦術です。2022年に引退したG・シモン選手のようなトッププロの試合でも頻繁に観られます。

 センターセオリーのメリットは2つあります。1つ目は相手が自分コートの左右に打つ事が難しくなる事です。

 もし相手がクロスに打てるようになった場合、相手はショートクロスやストレートにも打てるようになります。そうなると、守る範囲も長くなると共に走る距離も増えます。これは良くない事です。

 しかしセンターに打った場合、相手はフォアかバックのコーナーにしか打たないと、左右に振る事が出来ません。コーナーに打つにはリスクがあります。サイドアウトの可能性が高いので、相手はそう簡単には打つ事が出来ません。

 その為、守る範囲は大体ベースラインの長さになり、センターに打った後もセンターに戻るだけなので、ポジションの取り方も簡単になります。一見地味に見えますが実はメリットしかない奥深い戦術なのです。

 例え万が一左右に振られたとしても、弾道が高くて時間を稼ぐロブを真ん中に打てば、センターに戻る時間をカバーする事が出来ます。

 

 

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 2つ目のメリットは自分がミスをしにくいと言う事です。シングルスの試合だと、両サイドにシングルスポールが立っています。その為シングルスポールが立っている箇所は他の部分より高くなっています。

 硬式テニスのシングルス大会の場合、ネット中央に行くにつれて高さが低くなっていきます。一番低いのはネット中央です。なのでネット中央付近を通せば基本的にネットミスを減らす事が出来ます。

 ネット中央を通過する事に気を付けつつ、相手コートの中央に返球し続けるセンターセオリー。しかし気を付けなければいけない事があります。それはボールを浅く入れてはいけないと言う事です。

 確かにセンターにボールを打ち続ければネットミスは減らせますし、相手も攻め手に欠いてラリー戦に持ち込む事が出来ます。しかし、相手コートにボールが浅く入ってしまのは良くない事です。

 相手コートにボールが浅く入ってしまうと、相手はコートの中に入って攻撃してきます。それをさせない為にどのような事に気を付ければ良いのか。次の事項で具体的に解説します。

 

2・時間を作る深くてゆっくりなショットを使え!

 

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 2つ目の戦術はムーンボールやスライスといった、弾道が高くて球速が遅いショットを混ぜる事です。

 スライスは低弾道で相手コートに向かって飛んでいき、バウンドしてからは低く滑る物を多くの人々は想像するでしょう。しかし、中には回転量を多くして、ゆっくり長く滞空時間のあるボールの事も差します。

 前者は相手のバック側に打ってミスを誘発させたり、攻めの一手への布石として使います。しかし、後者は相手の攻撃を封じる目的があります。ムーンボールも同様です。

 また、ゆっくりと長く滞空時間があるショットを返すと言う事は、相手にとってはストレスになります。何故ならボールの球速が遅いので、相手のショットの球威や速さを使って打つ事が難しくなるからです。

 

 

 そうなると、強烈なショットを打つには自分の力だけが頼りになります。仮に打てたとしても球威の遅いショットをまたセンターに打たれます。

 そしてまた自分の力で打たざるを得ない。そのようにして一定のテンポ、もとい庭球沼地獄に陥れば相手の感覚は破壊されてもおかしくありません。

 相手コートの何処に打てれば良いか記していませんでしたが、理想はベースラインの内側です。草トーや市民大会だとベースラインにかかっていても、アウトにする選手がいます。なので余裕を持ってベースラインの内側を狙った方が良いでしょう。

 狙うのは相手のバック側。センターセオリーと同じく、バック攻めはシングルスにおいての基本戦術です。そして真ん中でのラリー戦に持ち込み、リズムを一定にさせた後は一気に自分から展開していきましょう。

 

3・緩急を使って相手を崩してポイントを取れ!

 

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 テンポが一定になったラリーで相手の返球が浅くなったり、自分から仕掛けても大丈夫だなと思えたらチャンスです。ドロップショットを使ったり、同じフォームや回り込みフォアで強打したり、相手を崩してからネットを取りましょう。

 相手を同じテンポのボールの打ち合いに引き込んだ後、同じようなフォームから突然違うショットやテンポが異なるショットを打たれたら相手は反応に困ります。

 テンポやコース、球速を変えて相手を突き放し、最後までペースを掴ませる事なくポイントを取りましょう。

 

・まとめ

 

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・相手コートの真ん中に返球し続けるセンターセオリーは相手から攻め込まれないし、ミスも減らせるし、余計な体力消費もしないで済む!

・センターセオリーはボールが浅く入ると攻められる……だから弾道を上げて深く入れ続けろ! ゆっくりした球速が遅いショットでしぶとくしつこいラリーを繋げ!

・ある程度ラリーが続いたら球速を変えたり、同じフォームから違うショットを打ってみよう! 相手が崩れたら尽かさずネットを取れ!

 

・今後の課題

 

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 以上が私が実際にシングルス大会で使用している戦術の紹介でした。これを今年用意して挑みました。まぁ結果はともかく、実行出来たのは嬉しかったです。

 俗に言うと、私のプレースタイルはシコラーに分類されるでしょう。返球して粘り勝ちするスタイル。泥臭く、しぶとくしつこいテニスをするのが特徴です。その中でも私はラリーを繋いでから展開するスタイルです。

 私はゆっくり相手とボールを見てしまうタイプで、汗っかきな体質です。その為、余裕を持ちながらシンプルな戦術を使った方が良いと考えました。それで今回紹介した戦術に辿り着きました。

 

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 しかし今のスタイルにも改善点があります。それは決定力がない為体力消費が激しい事です。市民大会や草トーは1日で何試合もこなさないといけません。

 1試合だけでも体力・気力共に消耗してしまいます。それを回復させてまだ挑まないといけません。これは中々にきついです。

 なので今はストロークの質を上げる事を意識しています。もちろん相手を一定のテンポに打たせるように気を付けてはいますが、より弾道や球速を調節する事にどちらかと言うと意識を向けています。

 

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 例えば、自分から打っていけると判断した物は迷わず打ち込むようにしています。フォアハンドだったらグリップによる最適な打点を目安にしています。

 私のフォアハンドグリップはセミエスタングリップです。セミエスタングリップで打ちやすい打点は腰から上の高さです。そこで叩ける物は叩いて攻撃していくようにしています。

 他にも自分が得意としているパターンを増やす事も大事かと。例えばフォアハンドトップスピンで相手のバック側を狙い、相手の返球をドロップフェイクで前に落とす。これは私が得意としています。

 常日頃から試合を意識して練習に取り組む事が大事です。クロスラリーでは実際に試合で使う練習で使う戦術を使う等。来年は更に良い結果を残せるように頑張ります。

 

 

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