A LIFE OF TENNIS!

初めまして。このブログの管理人のオルティです。週に1度テニススクールで汗をかいている中級プレーヤーです。このブログでは試打したラケットや使用したガット、グリップテープや振動止め等のテニスグッズのインプレや。出場した大会の結果報告や取り組んでいる内容等を一般人目線で記していきます。目指すは唯一無二のテニスブログです。どうぞよろしくお願いします!

学校に行く意味とは? ~不登校Youtuberを見て私なりに考えてみた!~

 

不登校Youtuberが炎上!

 皆さんおはようございます。オルティです。今年のGWは10連休でしたが、終わってしまいましたね……皆さんはどのように過ごされましたか? 家で過ごした。旅行に出かけた。色々あると思います。

 10連休が終わった後に行く学校や会社……とても大変だったでしょう。僕もでした。一先ず乗り越えた自分を褒めてあげて下さい。そしてこの土日にゆっくり休んで、また平常に戻った日常を過ごして行きましょう。

 さて只今ネット界隈でとあるYoutuberが炎上中との事。僕はテニスプレーヤーなので、Youtuberと聞くと、テニスの拳(元テニスのゴンちゃん)さんやマチュー先輩等が思い浮かびます。炎上中のYoutuberはテニスYoutuberではなく不登校Youtuber。初めて聞く系統ですが、彼の動画がこちらになります。

 


【ロボットになるな!】不登校の天才YouTuber「麦わらのゆたぼん」

 

 この動画を観ましたが、コメント欄は嵐の如く大荒れ。低評価の嵐。私はTwitterをやっているのですが、どちらかと言えば否定派です。彼の言い分は分かるけど、何処か違うのでは?と言うポジションです。

 私の意見はTwitterでかなり発信しているので、正直このブログで取り上げるつもりはありません。ただどうしても取り上げて欲しいと言うコメントがあれば、後でまた記事にしたいと考えています。

 今回の記事では「学校に行く意味とは何か? 学校は何をする場所なのか?」と言う疑問に対して私なりの意見を述べて行きます。社会人となった今だからこそ、学校とはどのような場所なのかが意見として言えると思います。なので、私の学生時代を振り返りながら私なりの答えを述べます。

 

・小学生時代

 先ずは小学生時代について振り返ります。私の場合は不登校は経験した事はありませんが、いじめは経験しました。クラスの子に殴られ、蹴られされて嫌な思いをしました。それは事実です。

 結論を言うと、いじめられた事を両親に伝えた所、学校の先生にすぐさま報告してその子と仲直りする事が出来ました。私の場合は非常にレアケースなのは承知していますし、もし全ての事例が丸く収まれば、きっといじめによる自殺は無くなっているでしょう。やはり親や学校の先生等の、周りの環境は大事なのだなと思います。

 特に私は両親に助けられました。と言うのも、私が少々変わり者で「勉強大好き!」人間だからです。だから「〇〇について勉強したいから〇〇の本買って~!」って言って、よく両親を困らせていました。普通なら「〇〇のおもちゃ買って~!」なんですけど、私の場合はそうじゃないと言う……(苦笑)

 もしこれが普通の親だったら違った事になったでしょうけど、両親は極力私の思いを汲み取り、図鑑や分厚い物語等の本を買ってくれました。今でも読み返す事がありますし、「あの頃の私はこの本が好きだったな~」と思い返しています。

 


俺は体育災・文化災・合唱災が大嫌いだった。

 

 ただ私も学校に通う事は嫌な時がありました。勉強ではないです。主に体育や集団活動で。何故かと言うと、私は運動神経がそこまで高い訳ではなく、不器用でマイペース。他の人が出来る事が出来なかったからです。普通の人がやれて当然な事が出来なかったです。これは私にとって物凄く辛く、悲しく、悔しかったです。

 また、当時から私は「自分の世界を強く持っている」人間だったので、他の皆と見ている景色は同じ筈なのに、何処か違って見える違和感を抱いていました。なので運動会や合唱コンクール等の集団活動が嫌でした。

 それでも例外はありました。スキー授業で学年の皆をギャフンと言わせた事です。私の住んでいる所は雪国で、冬になるとスキー授業があります。私が嫌な思いをしないで欲しいと願った両親のおかげで、私はスキーは人並み以上に滑る事が出来るようになりました。今でも滑りにまた行きたいです(苦笑)

 小学生の時は勉強する事が大好きで嫌な事もありましたが、2クラスしか無かった事もあって、大抵の人と上手くやれていました。

 

・中学生時代

 中学校は小学校の面々にもう1つの小学校の面々が加わった感じなので、もう1つの小学校の皆の顔や性格を把握する所から始まりました。その人達とは上手くやっていきましたし、この頃から教科の得手・不得手がはっきりと出るようになりました。

 僕は文系で数学と理科がてんで駄目だったのですが、社会と英語は高得点を叩き出していました。特に英語は毎回のテストで90点以上を叩き出していました。なので数学と理科を教えてもらう代わりに、英語を教えると言う約束をよくしていました(苦笑)

 それとクラスの面々の個性がはっきりと出るようになったのか、毎日が賑やかで楽しい日々を送っていました。当然体育祭や文化祭等の集団活動は嫌でしたが、「このクラスの皆(学年の皆)と一緒なら大丈夫かな?」と思えるようになり、多少嫌でも何とか乗り越える事が出来ました。

 唯一残念だったのがスキー授業が無かった事ですね。もしあったら皆をギャフンと言わせ続けていたのに(苦笑)

 

・高校生時代

 ここまである程度順風満帆だった学生生活でしたが、高校入試に失敗した事で少し変化するようになりました。第一志望だった公立高校に落ち、併願で合格していた私立高校に入学。「ここは私の居場所じゃない!」と言う気持ちが強かったです。

 その上、クラスの皆は自分より低レベルでどうしようもない人ばかり。中には自分と同じ人もいましたがそれは極少数。小・中が天国だったと思えるくらい、高校時代は酷かったですね。先生は良かったですけど。

 なので高校は徹底的に利用しようと思って行動してました。進学補習には出て当然。予備校には当然通う。体育祭・文化祭等の集団活動は適当。遅れて来た反抗期って奴でしたね。でも友人は出来ましたし、色々と良かった部分はあります。

 

・大学生時代

 地獄だった高校生時代で猛勉強を重ねて内申点を稼ぎ、推薦入試を受けて合格した結果、私は公立大学に合格する事が出来ました。普通であれば合格は不可能と思われていたので、合格通知を見せた先生の顔が物凄く驚いていた顔を見てドヤ顔をしてました。

 入学前に推薦入試で合格した皆による交流会があったのですが、そこで友人が出来ました。と言うのも、その大学は元女子短大で女性が多く、男性が少なかった事も関係しています。大学は色んな高校、色んな場所から幅広い方々が勉強しに来る場所なので、「友人出来るかな? 上手くやれるかな?」と不安に感じていた私は幸先良いスタートを切る事が出来ました。

 また、私の特技のテニスに助けられました。大学1年生の1学期に体育の授業があって、そこで硬式テニスを当時はしていました。テニス経験者なので自分のラケットを持参した結果、「えっ!? 君テニス経験者なの!?」と色んな人から驚かされました(笑)先生の助手になる事は当たり前でしたが、テニスと言う特技で皆に認められ、テニスを通じて色んな人と仲良く出来ました。

 大学は高校まであった集団活動はなくなり、個人で勉強する事が多くなりました。プレゼン等の授業の一環でグループを組む事がありましたが、体育祭に比べればどうと言う事はありませんでした。大学時代は本当に楽しかったです。正直もっと色んな事を学びたかったと思えるくらいに。

 

・総括

 社会人になって5年になりますが、今思うと、「学校に通っていて良かった」と思います。嫌な事は当然ありましたけど。

 先ず学校と言う場所は何故あるのかと言うと、私個人は「社会に出てから必要な力を養う場所」と考えています。大学は専門的な知識を学び、それを活かす勉強する場所だと思いますが。少なくとも、義務教育は「社会に出てから必要な力を養う」為にあります。それが学校の存在意義です。

 例えば学校の宿題を例に取ると、宿題って「〇〇までに〇〇をして下さい」と言われて出される事が多いかと思います。これって仕事にも当てはまりませんか? 「〇〇までにこの仕事を終わらせて欲しい」とか、「明日までにこの書類を完成させて欲しい」とか。宿題は仕事の学生版なんじゃないかなと思います。

 体育祭等の集団活動も「団体で何か一つの目標に向かって仕事をして達成する」事の学生版なんじゃないかと振り返りました。「学校は社会の縮図」と言いますが、やっぱりそれは正しいんじゃないかなと考えています。

 「学校でやる事には意味がない」と著名人等の大勢の人が思っているでしょうけど、学校は勉強を教わるだけでなく、社会に出て必要な物を養う場所なので、「学校でやる事に意味がある。意味があるけど、いつか分かる時が来る」と僕は思います。だって分かる時が来ましたから。

 この記事を読んでいて、「学校に行きたくない」と思っている人がいたら「学校には行った方が良い」と言いたいです。でもどうしても駄目なんだと悩んでいるのであれば、「親御さんや色んな人と相談し、学校の代わりになる場所を見つけて勉強をしなさい。そこで色々な事を学びなさい。学ぶ事は悪い事ではないです。学ぶ事は自分を成長させて、未来への選択肢を増やす助けになる」とアドバイスしたいです。

 私は不登校の経験もなく、不登校の方々の気持ちには寄り添う事は出来ません。でも悩みや苦しみを聞く事が出来ます。だって僕も同じでしたから。普通の人が出来る筈の事が出来ない。普通の人と同じことが出来ない。それがどれだけ辛くて、苦しくて、嫌だったか知っているので。

 不登校は不幸じゃないです。ゆたぼん君の主張はある意味では正しいです。でも本当に不幸なのは不登校のまま、何も成長せず、時間が止まったまま過ぎていく事だと私は考えています。

 以上がゆたぼん君の炎上を見て、私がこれまでの学生時代を振り返って分析した結果です。これから先ゆたぼん君が成功するかどうかは分かりません。でも、願う事があるのなら一つだけ。もしゆたぼん君が「〇〇について勉強したいから学校に行きたい」と願った時、それを叶えてあげられるような場所がある事です。