どうも。オルティです。前回の記事で北山智也選手を紹介させて頂きましたが、2020年8月に練習させて頂きました。今回はその様子を記事にします。
あれから半年以上経っていますが、今思うと北山選手と練習した事が私のテニス人生にとって大きな転換点になったと思います。とても大きな刺激となり、闘争心と向上心に火を付けたからです。
・北山選手と練習する事になった経緯
2020年8月当時、私は市民大会に出場して社会人初勝利を挙げましたが、2回戦敗退に終わりました。自分の課題と向き合いながら練習に励んでいました。
そんな時に北山選手から「新潟行くから練習しませんか?(意訳です)」と連絡が来ました。下に当時の北山選手のツイートを載せます。
[http://
新潟に来ました!
— 北山 智也🎾もうすぐクラウドファンディング始めます (@tomoya_kitasan) August 19, 2020
この夏最後のソーシャルテニスサービスの旅です。 pic.twitter.com/YXbKVfCn7D
]
[http://
長岡市といえばヨネックス! pic.twitter.com/m3zkMTn3b1
— 北山 智也🎾もうすぐクラウドファンディング始めます (@tomoya_kitasan) August 19, 2020
]
[http://
新潟県での第9回目ソーシャルテニスサービスが終了しました!
— 北山 智也🎾もうすぐクラウドファンディング始めます (@tomoya_kitasan) August 20, 2020
新潟(長岡市)はとにかく行くのが大変😅
ファンの方が関東や関西のイベントに参加したり観戦に来るハードルの高さが分かりました。
もう少し僕に力がついてきたらイベントやエキシビジョンマッチ等を新潟県で開催したいと思っています。 pic.twitter.com/0P7xjRmeby
]
練習当日。私はお土産を購入してから練習場所に向かいました。私にとって初めての経験。Twitterを通じて知り合った人との練習。他県の人との練習。内心ワクワクすると共に物凄く緊張しました。
練習場所に到着して北山選手とご対面! 簡単な挨拶を交わしてから練習に入りました。北山選手の第一印象は「好青年! すげぇ身体がごつい!!」でした。
練習はミニラリーからストレートラリー、クロスラリーを最初こなしました。途中休憩を挟みながら、色々な話を聞けました。練習当日は8月の中旬と言う事で物凄く暑かったです。
私達の隣で練習していた高齢者の方からキンキンに冷えたこんにゃくゼリーを頂いたのですが、暑さもあって凄く美味しかったです。思いやりに助けられました。
実際にJOP選手、もとい将来のグランドスラム出場選手の打球を受けた訳ですが、とにかく返すのが必死でした。
何しろ打球が重い! 速い! 伸びて来る! 跳ねる!の四拍子が揃っていました……常に防戦一方で、運が悪いとてんであさっての方向にボールが飛んでいきました。一般車とF1カーのレースを観ている感じとはこういう事です。
北山選手からは「リアクションが良いから練習しがいがある(意訳)」と言われるくらい、必死に喰らい付いていました。その結果がこれでしたけど(苦笑)
「考えるな! 感じろ! 自分より遥かに格上の選手と練習出来ているんだぞ! 二度とないチャンスを無駄にするな! 少しでも糧にしろ!」と自分に内心言い聞かせていました。
その後はサーブ練習を行いましたが、北山選手のスピンサーブが凄かったです。バウンドした後の伸びがヤバい! 174cmある私の頭上を超えるくらい跳ねたんですよ!
それをバックハンドを打ち込まれたら下がりながら高い打点で取らされ、その後はオープンコートにズドン。どうしろと言うんですか……(白目)
正にDOD、もといドラッグオンドラグーンに登場するレッドドラゴンの気分でした。この台詞が言いたくなりましたよ……(汗)
その後のタイブレークは私の完敗でした。北山選手がミスした時しかポイントが取れませんでした。後は終始ボコボコにされました。当然の結果ですよね~
・北山選手との練習が私を変えた!
北山選手と練習した後、私の運転で「青島食堂 曲新町店」に行って一緒にお昼ご飯を食べました。
ちなみに私はプライベートで家族以外の人を乗せるのが初めてで、家族以外の誰かに食事を奢ったのも初めてでした。そのどちらも初めての相手が北山選手でした。
昼食後は北山選手から色々なお話を聞いた後、長岡駅に降ろしてお土産を渡して別れました。この記事を記している今でも、北山選手との練習の事や自分が感じた事がどれだけ大きかったのかも覚えています。
北山選手との練習後、再びスクールでのレッスンに挑むようになってからはより上達したい・強くなりたいと言う思いが強くなりました。
もちろん試合に勝ちたいと言う強い思いがあるのですが、それ以上に北山選手のような凄く強い人と打ち合えるようになりたいと言う思いが芽生えるようになりました。
・勝つ為に攻める! より攻撃的なプレーヤーに!
今現在取り組んでいる課題は幾つかあるのですが、その中でより攻撃的なプレーを目指す事が挙げられます。今までの私のテニスは守備寄りのプレーでした。
ベースライン後方からトップスピンで繋ぎつつ、相手の返球が甘くなったら尽かさず攻撃に移行して仕留める。そのようなやり方でした。
このスタイルは無難と言いますか、安心安全なのですが、スクールのコーチのようにフラット系でガンガン打って来る相手や、北山選手のような格上の相手だと全くと言って良い程通用しないと言えます。
何故ならベースライン後方でトップスピンで繋ぐ、もといシコるだけなので次第にスタミナを削られるからです。市民大会で勝ち上がると1日で何試合もこなさないといけないので、体力切れになって負ける未来しか見えないです。
今のままでは試合に勝つどころか、より上のクラスに昇級する事が難しくなるでしょう。なので、自分からコートの中に入って積極的に打っていくようにしています。一歩でも多く踏み込んで打てる事が今の理想です。
時にはベースライン後方で繋ぐ事に必要なので、弾道を上げたり、ゆっくりとしたムーンボールを打って時間を稼ぎつつ、相手に攻撃させないようにしています。
トッププロの試合動画や練習動画を観ていると、ディフェンスと言うのはただ相手が打つショットを拾い続ける事だけでなく、相手が攻めにくい状況を作る事もまたディフェンスだと考えるようになりました。
従来のテニスを変化させながら、そこに新しい要素を足していくやり方にしています。その結果、徐々に手応えを感じるようになりました。
もし北山選手と練習していなかったら今の自分は無かったと断言出来ます。それくらい自分にとって北山選手は大きな存在です。
また、心の底から応援したいと言い切れるくらい、今回の練習を通じて魅力的な選手になりました。
またいつか北山選手と練習し、「前練習した時より強くなったね!」と言われるようになる。それが今の私の目標の1つです。それに向かって先ずは練習と自己改革を引き続き頑張っていきます。