- ・ルキシロン 4Gラフの使用感（おさらい）
- ・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（ストローク編）
- ・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（ボレー編）
- ・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（サーブ編）
- ・4Gラフと相性の良いラケットは？ どんな人にお薦め？
- ・今回のインプレのまとめ
どうも。オルティです。前回の記事では4Gラフを使ってみた感想を記しました。前回の記事は下に掲載しますので、「まだ読んでなかった！」と言う方は今回の記事を読む前にチェックしてください。
前回の記事を読んだ方々の中には、「4Gラフの使用感は一通り分かったけど、ショット別での感想が気になる」という方や、「どんなプレーヤーに向いているのかを詳しく知りたい」と言う方がいるかもしれません。
この記事では4Gラフを使用している私がそのような質問に答えつつ、ショット別の使用感から適正プレーヤーについて記していきます。ではよろしくお願いします。
・ルキシロン 4Gラフの使用感（おさらい）
- 打感は軽くてマイルド。
- 球離れが早くてよく飛んでくれるけど、アウトミスに要注意。
- ボールスピードと威力が上がる。
- ラフ加工で引っ掛かりが良くなってスピンがかけやすい。
- スピンをかけた場合、バウンドしてからの伸びが凄い。
・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（ストローク編）
おさらいの方でも記しましたが、4Gラフは球離れが早く、ボールスピードと威力が上がる反発系のポリガットです。
そんなポリガットを40/38と緩くとは言えど、パワーがあって反発力が高い黄金スペックのEZONE100に張って頂きました。
その結果、かなり弾きが良くてボールを飛ばしやすくなりました。その中で攻撃力が上がった印象を受け、自分から打っていきたいと言う衝動が出て来ました。
スピンをかけて打った時は弾道が予想以上に上がってくれた事に驚きましたが、それ以上にバウンドしてからの伸びが凄い事に驚きました。どのくらい凄いかと言うと、バウンドしてからのキックがネットを通過する高さと同じくらいに。
更にボールを真後ろから厚く当てて打った時に良いショットを打てたな～と言い手応えを感じました。
・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（ボレー編）
ガット自体の反発力が高いので、ボレーはとても楽に打つ事が出来ました。私はボレーを当ててからフォロースルーで振って打っています。
大振りをせず、コンパクトなスイングで当てるようにして打つだけで、相手のショットの勢いを使った威力のあるボレーを打つ事が出来ます。
普段ダブルスをメインにプレーしている方や、シングルスで戦術の中にネットプレーを取り入れていたり、ボレーの決定力が無くて悩んでいる人や、ボレーの威力を上げたいにはお勧めかなと思いました。
・4Gラフを使った感じた各ショット別の感想（サーブ編）
パワー系の黄金スペックのEZONE100と相まって、サーブのスピードと威力がかなり上がりました。同じようにサーブを打っているのに、ガット一つ変えただけでここまで変わるのか！？と驚くくらいに。
しかし、反発力の高さが逆に仇になって、フラットサーブが打ちにくいと感じるようになりました。と言うのも、オーバーフォルトを連発して確率が下がってしまったからです。
そういう時は力の出し入れを上手に使うか、スライス・スピンサーブの回転系主体に切り替えるかになると思います。上手に制御出来るようになれば、サービスゲームは優位に進める事が出来るようになるでしょう。
・4Gラフと相性の良いラケットは？ どんな人にお薦め？
今回4GラフをEZONE100に張って頂いて使用しました。ガットとラケットの相性について聞かれると、正直答えに悩みます。
4Gラフは反発力が高くて、球離れが早いポリガット。EZONE100は反発力が高くて、パワーが出しやすい中厚系のラケット。
使っていて良い所はあります。打感が軽いから腕の負担を考える必要も少ない。飛びが強いから当てて返すだけでも何とかなる。攻撃力とスピンの伸びが上がる。
ただしダブルスのゲームになると、飛び過ぎてアウトミスが時々起きてしまうのが欠点になるかなと使って思います。回転をかけて収めれば良いだけかもしれませんが。
個人的に4Gラフは攻撃的なプレースタイルのプレーヤーだったり、ボールの威力を上げたいポリユーザーのプレーヤーが使うべきガットかなと思いました。
そして4Gラフと相性が良いラケットはBLADE98やCX200のようなボックス形状の薄ラケだと感じます。
ボックス形状の薄ラケは柔らかくてしなる事が特徴ですが、中厚系と比べてボールの飛びが強くありません。私はそういう理由で薄ラケが苦手ですが。
しかし、中には薄ラケの打感やしなりが気に入っている人もいます。飛びの弱さを4Gラフの飛びの強さで補えば、かなり使いやすくなると感じました。
4Gラフを使っているA・デミノー選手もBLADE98に50ポンドで張っているくらいなので、余計にそう思いました。
そしてVCORE100にも相性良さそうだなと感じました。VCORE100はEZONE100と同じ黄金スペックの中厚系ですけど、EZONE100と比べて硬くて飛ばないけど、自分から打ち込んでいけるラケットです。
それを打感が軽く、弾きが良い4Gラフと組み合わせれば、VCORE100の硬さを緩和させながら強烈なショットを打っていける。そのように感じました。
・今回のインプレのまとめ
- ガット自体の反発力が高いから、各ショットが打ちやすくなる。
- 球離れが早い事もあって、アウトミスが出てしまうから回転をかけて収めたり、パワーの出し入れが必要になる事も。
- ボックス形状の薄ラケとの相性が良さそう。
- ショットの威力や飛びを求めるプレーヤー向けのポリガット
- 打感が軽いからポリガットの硬い打感が苦手な人にも良さそう。
まとめとしては、4Gラフは打感が軽くてボールスピードと威力を出しやすいポリガットだと評価しました。
ラフ加工が施されていると言う事でスピン性能に目がいきがちですが、それ以上にガットの飛びの強さと伸びの出しやすさに驚きました。
パワーロスする事なく、ショットにパワーを伝えやすく出来る所が良かったです。ただガットの反発力が高いので、パワー不足を補う為に使ったり、力の調節が必要になる場面が必ず来る事は理解して下さい。
今回ご紹介した4Gラフは個人的にも扱いやすいガットの1つで、ポリガットの硬い打感が苦手な人にもお薦めしたいです。是非一度購入して使ってみてください！
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