- ・ルキシロン 4Gラフの商品紹介
- ・4Gラフの第一印象
- ・4Gラフの簡単な説明と使用選手
- ・打球感:柔らかいと言うより軽くてマイルド!
- ・反発性能:球離れが早くてよく飛ぶ! 少ない力で威力あるスピードボールを打ちやすい!
- ・スピン性能:引っ掛かりが良い分スピンをかけやすい! 特にバウンドしてからの伸びが凄い!
- ・インプレまとめ
どうも。オルティです。今日もスクールでレッスンを受けてきましたが、今回のレッスンから新しい期に入ったと言う事で、ボールがニューボールになりました。
それに合わせてガットを張り替えてもらいました。使い始めたのは今日のレッスンからではなく、GW中にあったセミオートテニス(球出し練習)からになります。
今回張ってもらったのはルキシロンのポリガットの4Gラフです。皆さんは「4Gラフってどんなガットなのかな?」とか、「4Gラフを使ってみたいけど、私に合うかな?」と言った疑問があると思います。
この記事では、週1中級プレーヤーの私が4Gラフの性能や推奨プレーヤー、実際に使った感想を忖度なく記します。
- 4Gラフの紹介
- 実際に使ってみた感想
- どんな性能なのか?
この記事を最後まで読んで頂ければ、4Gラフの事が分かって使ってみたくなる……と思います。どうぞ最後まで楽しんでいって下さい。よろしくお願いします。
・ルキシロン 4Gラフの商品紹介
- 商品名:4G ROUGH
- 価格:2,900円(税抜き)
- 発売日:2013年11月
- ゲージ:1.25mm
- 長さ:12.2m
- タイプ:ポリ・エーテル・エーテル
- カラー:ゴールド
- 製造国:ベルギー
- 商品説明:[POWER + CONTROL + TENSION MAINTENANCE + Natural SPIN]テンション維持性能抜群の4Gに凹凸をつけることで、ナチュラルなスピン性能とソフトフィーリングを向上したモデル。
・4Gラフの第一印象
こちらが私のEZONE100に4Gラフを張って頂いた写真になります。4Gを張って頂いたのが3年前なので、最初は「4Gってこんな色だったかな?」と軽く戸惑っていました。
ガットの色はゴールドですが、一歩間違うとパスタに見えてしまいます。何も知らない人が見たらそう思ってしまうかもしれません。
ガットをよく見てみると、至る所に凸凹があります。これがラフ加工です。ストリング自体に凹凸を作る事でソフトフィーリングになり、自然とスピンがかかる効果をもたらすとされています。
ラフ加工している他のガットと言えば、同じルキシロンのアルパワーラフだったり、バボラのRPMラフ(昔のRPMブラストラフ ※2020年に名称が変更)等が有名だと思います。
アルパワーラフはR・フェデラー選手がハイブリッドで横に、RPMラフは2017年~2019年の途中までD・ティエム選手が、2021年5月現在はF・オジェ=アリアシム選手が使用しています。
・4Gラフの簡単な説明と使用選手
実は私も以前4Gを使った事がありましたが、当時は55/53と硬いテンションで張っていた事もあって、硬くて飛ばないと言う二十苦で苦戦していました。なので今でも4Gには苦手意識があります。
4Gは2021年6月現在では主にS・チチパス選手、G・ディミトロフ選手、ウィリアムズ姉妹等が使用しています。2012年~2015年までは錦織選手も愛用していました。
4Gの特徴と言えば、テンション維持率の高さです。従来のポリガットの欠点の1つであるテンション維持率の低さを解消した、当時としては画期的なポリでした。
4Gの登場によってポリガットが持つ“耐久性の高さ”、“パワーやスピン性能”を一般プレーヤーでも体感できるようになりましたが、4Gにも欠点がありました。それは打感の硬さです。
私の場合は硬く張ってしまった事が原因でしたが、4Gはポリガットの中でも硬い部類に入るんですよね。硬いから一般レベルでは扱えず、競技者レベルでないと扱えないと言う欠点を抱えていました。
そこで発売されたのが4Gラフとなります。ストリングの表面に凸凹を作る事で、打球感を柔らかくしたのです。
凸の部分にボールが当たると、凹の部分までストリングが沈み込みます。インパクト時のホールド感とソフト感がアップさせる事で、4Gを使いたいけど硬い打感が苦手な一般プレーヤーでも使えるようになりました。
2021年6月現在、4Gラフを使用しているトッププロはA・デミノー選手です。2020年シーズン~2021年のクレーシーズン前まではアルパワーラフを使っていましたが、クレーシーズンに入ってからは4Gラフに戻したようです。
元々デミノー選手は2018年にウィルソンと契約した時から、BLADE98と4Gラフを使用していました。ウィルソンと契約して以降、目覚ましい活躍を遂げています。
※今回はEZONE100に4Gラフを40/38で張って頂いたのを使ったインプレになります。ここからは忖度なく好き勝手に記すのでよろしくお願いします。
・打球感:柔らかいと言うより軽くてマイルド!
4Gラフを使ってみて最初に感じたのは、打感がマイルドと言いますか、軽く感じたと言う事です。ポリガットを使っている筈なのに、ナイロンを使っているのかな?と錯覚するくらい柔らかい印象を受けました。
ラフ加工を施しただけで、ガットはここまで変わるのか!と思うくらい、4Gより使いやすくなっていました。以前よりテンションを遥かに落としているとは言えど。
元々の4Gにあった手にガツンと来る手応えが緩和されていましたし、自分から打っていた時に気持ち良さを感じました。
もしかしたらナイロンを使っている人でも使えるんじゃないかな?と思うくらい、打感がマイルドかつ軽く感じました。
・反発性能:球離れが早くてよく飛ぶ! 少ない力で威力あるスピードボールを打ちやすい!
4Gラフを使っていて感じたのが球離れの早さから来る強い飛びと、ボールスピードと威力の上昇でした。
私はポリガットを使った経験はあまり多い方ではありませんが、これまで使ってきたポリガットの中でもトッププラスの球離れの早さと、強い飛びを感じました。
そして4Gラフを使っていて一番メリットに感じた事がボールスピードと威力の上昇です。軽い力で強烈なスピードボールを打つ事が出来ました。コーチとのクロスラリーで、コーチが振り遅れるくらいでした。
しかし、この球離れの早さと飛びの強さはデメリットもあります。それは力加減を少しでも間違うとアウトしてしまうと言う事です。力を少しでも強く入れてしまうとアウトする場面が多々ありました。特にバックハンドロブを打つ時に。
スピンをかける打ち方にしてコートに収めたり、力を入れる量を減らしてコントロール重視のテニスに切り替えるようにすれば、そこまで気にする事は無くなるのかな?と思います。
・スピン性能:引っ掛かりが良い分スピンをかけやすい! 特にバウンドしてからの伸びが凄い!
ラフ加工が施されているおかげで、引っ掛かりが良くなってスピンをかけやすくなりました。それに加えて、飛びの強さもあってバウンドしてからの伸びが凄いです。
例えば自分の腰より低い球を持ち上げながら打つ時や、下から上に擦り上げて打つ時はしっかりかかってくれます。
特にスピンのかけやすさを感じたのはボールを真後ろからしばいた時、エッグボールを打つ事が出来た事です。エッグボールは速くてベースライン際で急激に落ちた後、高く跳ねるトップスピンショットの事を言います。
スピンがかかってネットの高い所を通過しつつ、相手コートのベースライン際で急激に落ち、高く弾んでいました。しかもパワーとスピードを両立した上で。
ただ調子に乗って連射したら数分で体力切れになりました……皆さんは自分の体力やペース配分に気を付けて下さいね?
・インプレまとめ
- 打感が軽くて使いやすい!
- 球離れが早くて飛びが強い! アウトミスに要注意!
- ボールスピードと威力が上がる!
- スピンがかけやすいし、バウンドしてからの伸びが凄くなる!
ルキシロン 4Gラフを使ってみた感想は以上の通りです。最低限覚えておいて欲しいのは「打感が軽くて飛びが良い。ボールスピードと威力を上げやすい」と言う事です。
スイングスピードがそこまで速くない私でも扱いやすく、簡単にスピードボールと威力あるスピンショットを打つ事が出来ました。
ポリガットを使っている人で攻撃力を上げたい方や、飛びの良さを求める方にはかなり心強いガットだと感じました。是非一度お試しください。
次回の記事では私が普段愛用しているEZONE100に4Gラフを張ってもらって使った感想を、各ショット別に記しながら、4Gラフがどのようなプレーヤーに向いているかを踏み込んで記します。是非チェックしてください!
この記事を読んで4Gラフを使ってみたい! 試したい!と思った方の為にリンクを掲載します。単張り・ロールを掲載しますのでよろしくお願いします。
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