A LIFE OF TENNIS!

初めまして。このブログの管理人のオルティです。週に1度テニススクールで汗をかいている中級プレーヤーです。このブログでは試打したラケットや使用したガット、グリップテープや振動止め等のテニスグッズのインプレや。出場した大会の結果報告や取り組んでいる内容等を一般人目線で記していきます。目指すは唯一無二のテニスブログです。どうぞよろしくお願いします!

テニスの戦略論① ~背の低い選手はどのように戦うべきなのか?~

・テニスは身長が全てなのか?

 皆さんこんばんは。オルティです。只今テニスのトッププロ達はクレーコートシーズンに突入し、様々な大会で活躍しています。錦織圭選手もバルセロナ大会で準決勝に勝ち進み、メドベデフ選手と対戦します。決勝に勝ち進めば、ナダル選手とティエム選手のどちらかと対戦します。是非勝ち進んで欲しいです。

 さて今回の記事なんですが、来たるべき8月の市民大会に向けて色々と調べ物をしている最中、このようなコラムを見付けました。

「どんどん高身長になっていくテニス界で頑張る小兵たち。背の低いプレーヤーはいかに戦うべきか?」|「コラム」のニュース|テニスの速報・ニュースならテニスデイリー

 

 何度も申し上げているとは思いますが、私の身長は173cm。一般的には背の高い方なのですが、テニスプレーヤーとしては小柄な部類に入ります。

 これから大会に出て、試合を勝ち進めば、当然自分よりパワーがある人や背の高い人と対戦する機会が増えるでしょう。そうなった場合、どのような対策をして挑めば良いのか。そのヒントを得る為にプロの方々から学ぼうと思いました。

 そこで今回の記事では私のように、背が高くないテニスプレーヤーが自分より背が高い相手にどう挑めば良いのかを分析していこうと思います。

 

①スライスを多用せよ!

 


【テニス】錦織圭は勝てるのか…!?コールシュライバーのスーパープレイ!【神業】Philipp Kohlschreiber Super Fast Rally

 

 引用した記事の中で、ドイツのベテランプレーヤーのP・コールシュライバー選手はこのように述べていました。「いろんな種類のショットを混ぜて使うこと。バックハンド・スライスを多用してボールを低く抑えること」と。

 コールシュライバー選手の身長は178cm。錦織選手と同じ身長ですが、片手バックハンドで長年世界のトップで戦い続けていて、クレーが得意な選手。

 上記の動画は彼のスーパープレー集ですが、バックハンドスライスを使っているシーンがあります。一般的に背の高い選手は、素早い動き、細かい動き、低いボールへの対応が苦手と言われています(中には例外もいますけど)。

 それを把握しているコールシュライバー選手はバックハンドスライスを使い、ボールを滑らせて低く弾ませる事を意識しているようです。実際、昨年の全米オープンでは3回戦で同じドイツのA・ズベレフ選手に勝利しています。

 


Upset Alert Philipp Kohlschreiber Takes Down No.4 Seed Alexander Zverev 

 

②オールラウンダーになれ!


佐藤翔吾vs中野龍一郎 ゆとりの森オープン1回戦

 

 背の低い選手は様々なショットを使い、組み立てや戦術で勝てるオールラウンダーになるべきです。上記の動画の佐藤選手は身長160cm(僕より低い!)ですが、数々の大会で好成績を残しています。

 佐藤選手だけではありませんが、錦織選手のコーチのM・チャンさんや、5月で引退するD・フェレール選手はショットの精度が高い・フットワークが良い・最後まで諦めない・ミスが少ないといった共通点があります。

 M・チャンさんやD・フェレール選手は特別に強烈な武器がある訳ではありません。身長も高くないですし、圧倒的なショットもある訳ではありません。しかし、世界のトップに君臨していたのは上記に挙げた要因が大きく関わっているでしょう。

 しかし、中には小柄でもパワーのある選手や、小柄なビッグサーバーもいるでしょう。彼らは例外ですけど(笑)

 

③一発で決めようとしない!

 僕もそうなんですけど、どんな時も一発のショットで決めようとしたり、それに頼ろうとする時があります。しかし、そのような考えは捨てるべきだと思います。

 一か八かハイリスク・ハイリターンなショットを多用するより、ローリスク・ハイリターンなショットを多用した方が試合で勝ちやすくなると思われるからです。

 例えばサーブではフラットサーブを使わず、スピン系やスライス系等の回転を織り交ぜたサーブを使うようにする等。僕もその方向にシフトしていますけど(笑)

 また、相手のリターンからの次の展開を予測した上で戦術を考える事も必要となるでしょう。背の高い選手にとってサーブは自分の武器と答える事が目に見えているので、背の低い選手はサーブをしっかり練習すると共に、自分のサービスゲームをどうやってキープしていくかを考えなければいけないと思います。

 

④リターンを磨け!


Nishikori service return by Newton Tenis

 

  錦織選手のように、背の低い選手は大体リターンを得意としている時が多いです。リターンはタイミングとパワーを使って素早く正確に打つ事が必要不可欠。相手から時間を奪う事が出来ます。

 しかし、背の低い選手特有の俊敏さを生かして積極的に攻めた場合、自分ものんびりは出来ません。諸刃の剣と言う物でしょうか。かと言ってどんな球にも追いつけるように、ずっと後ろで構えるのも体力を使います。

 なのであまり下がり過ぎずにラリーを展開し、相手の状態を見て素早く攻める事が求められてくると思います。