A LIFE OF TENNIS!

初めまして。このブログの管理人のオルティです。週に1度テニススクールで汗をかいている中級プレーヤーです。このブログでは試打したラケットや使用したガット、グリップテープや振動止め等のテニスグッズのインプレや。出場した大会の結果報告や取り組んでいる内容等を一般人目線で記していきます。目指すは唯一無二のテニスブログです。どうぞよろしくお願いします!

【中厚ユーザーも使いたい!?】ラケットインプレ! ウィルソン BLADE98 V7(16×19)を試打してみた!

 

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 どうも。オルティです。今回は以前スクールに試打ラケットとして来ていた、ウィルソンのBLADE98 V7(16×19)を紹介します。

 BLADEと言うラケットはどういうラケットなのかと言う説明を含めた詳細から、実際に使ってみた感想まで記していきます。

 

・そもそもBLADEとはどういうラケット?

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 世界中のトッププロで一番使用率が高いメーカーはウィルソンです。その次にヘッド、続いてバボラやヨネックスが来ます。

 これまでウィルソンのラケットを使った偉大な選手は、J・コナーズさん、P・サンプラスさん等。今はR・フェデラー選手や錦織選手が代表格と言えるでしょう。

 男子、女子シングルスプレーヤーのTOP100の選手の35%、つまり100人に35人がウィルソンのラケットを使っています。

 

 ではウィルソンと契約している選手は、どのラケットを一番使っているのか。そう聞かれた時、私は最初プロスタッフかなと思っていました。

 プロスタッフは2021年7月現在フェデラー選手も使っていますし、P・サンプラス選手等、過去の有名で実績のある選手が使っていました。だからプロスタッフが一番使用率が高いんじゃないか。そう思っていました。

 しかし実際は違っていました。プロスタッフではなく、BLADEが選手の中で一番使われていました。その割合は45%。ウィルソンと契約しているほぼ半数の選手が、BLADEを使っている事になります。これには驚きました。

 

 

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 2021年7月現在、BLADEを使っている選手はD・ゴファン選手、S・チチパス選手、A・デミノー選手、K・カチャノフ選手、M・ラオニッチ選手、ウィリアムズ姉妹……等々。

 名前だけでも既に有名だったり、実績のある選手、これから伸びるであろう若手選手が名を連ねています。ではどうして彼らはBLADEを使っているのか。その理由について記していきます。

 

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 BLADEはボックス形状でフレーム厚が薄めのラケットです。これだけ聞くと、しなりがあるけど、飛びが控えめでパワーアシストが殆どないと思うでしょう。

 確かにその通りなのですが、BLADEは薄ラケの中ではパワーがあるラケットと言えます。と言うのも、BLADEはしなり&ひねりの復元をパワーに変換すると言う特徴があるからです。

 そのひねりを最大化する為に採用されたテクノロジーがX-LOOPになります。BLADEはフープの外側が丸みを帯びています。

 フープの内側が平らになったフレームの形状と、スロートの外側が平らに、内側が丸みを帯びた形状となっています。アルファベットのDを思い浮かべれば分かるかと。

 

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 スロートの部分を捩じられた形にする事で捻りを生み出しているのです。これによってフレームが内側にひねるようにしなることでパワーが蓄積されます。

 そして内側に溜め込んだパワーを一気に開放することにより、ボールを飛ばす事が出来ます。このX-LOOPがBLADEの特徴と言えます。

 

 

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 今回のBLADEは七代目になるのですが、新しく搭載された素材があります。それは特許技術”カーボン・マッピング・テクノロジー”を用いた『FEEL FLEX』です。

 この素材を使用している事により、しなりが大きくなり、柔らかさやフィーリングの良さ、面の安定性が向上し、コントロール性能とパワーの底上げに役立っています。

 このFEEL FLEXはより高くボールを持ち上げ、回転を掛けるバーティカルスウィングの際のフィーリングとスピン性能を向上させる……らしいです。

 

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 『FEEL FLEX』が活きるのはフラット系のショットを打つ為に必要なパラレルスウィングと、スピン系のショットのバーティカルスウィング。

 どのようなフレームであるなら、効率よくスピンをかけるかを検証した結果、フォワードスイングの際、ラケットが縦方向にしなり、インパクトにかけて戻る事が必要と分かりました。これが”縦しなり”です。

 

 ・BLADE98 V7(16×19)の商品説明

 

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  • 商品名:Wilson BLADE98 V7.0(16×19)
  • 面の大きさ:98インチ
  • 長さ:27インチ
  • 重さ:平均305g
  • バランス:平均320mm
  • フレーム厚:21mm
  • グリップサイズ:G2,G3
  • ストリングパターン:16×19
  • 適正テンション:50~60p

 

・第一印象

 

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 先ず最初に見た時、「デザインは前作が良かったな~」と思いました。前作は黒色と緑色の比較的シンプルなデザインでした。

 今回のBLADEのデザインは以前ご紹介したCLASHっぽくなり、個人的にはあまり好きではないです。

 数値を見ると、前作より重さが1gだけ重くなっており、バランスが5mm手元に来ています。

 これは操作性向上の為にバランスポイントをグリップ方向に0.5cm移動させたそうです。これにより、高い操作性を実現させたとメーカーさんは謳っています。

 ラケットのフレームの手触りは前作より良かったです。前作はベルベットペイントコーティングがされていて、ベタベタしていて個人的に嫌でした。

 でも今回はエラスティックペイントを使用していて、ペタペタしたような手触りを感じました。

 

ストロークを打った感想:思っていた以上に使いやすくてびっくり!

 

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 ストロークを打った時、先ず最初に感じたのはラケットのしなり感と打感の柔らかさでした。

 私自身もBLADEは一般プレーヤーより、競技者プレーヤー向けと言うイメージを持っていました。しかし、今回のBLADEを試打した事で、そのイメージが大きく覆される事となりました。

 思っていたよりも打ちやすかったですし、スピンをかけやすかったです。厚めの握りで下から上に振っても、良い感じのトップスピンを打つ事が出来ました。

 また、フラットドライブ系で後ろからしっかり当てても、良いショットが打てました。薄ラケの中では飛びが良いと感じました。

 

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 ストロークを打っていて一番感じたのは両手バックハンドが打ちやすかった事です。トップグリップテパージオメトリィと言う技術が搭載されていたからです。

 グリップ部のみでなく、グリップ際のフレームにテイパーを掛け(傾斜を作り)、両手バックハンドを打つ時の左手の握り心地が向上したからだと思います。

 ただ薄ラケらしく、真ん中を外した時はあまり飛んではくれませんでした。そこの厳しさは良くも悪くも変わってはいないと思いました。

 

・ボレーを打った感想:操作性が高くてやりやすい!

 

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 ボレーは打ちやすかったです。バランスが5mm手元に来た事で操作性が向上した事による恩恵だと思います。打った時に面ブレも起きませんでした。

 しなり&ひねりの復元をパワーに変換するという特徴から、ボレーは”押し”を加えた方がより飛ばしやすかったです。

 

・サーブを打った感想:回転系のサーブが打ちやすかった!

 

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 縦しなりが新たに加わった為か、サーブは打ちやすかったです。特にスライスサーブといった回転系のサーブが。もちろんフラットサーブも打ちやすかったです。

 相手コートのサービスエリアの浅い所に良い感じに入り、サービスエースを取れた事が印象的でした。

 

・総評:中厚ユーザーも扱えそうな薄ラケ!

 

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 総評すると、今回のBLADEは良い意味で敷居が低くなりました。今まで使いにくいと感じていたのですが、実際打ってみてそのイメージが大きく覆されました。なので私のように敬遠していた人々には是非一度試打して欲しいです。 

 私のように普段中厚ラケットを使っている人でも、ガットやセッティングを調整すれば普通に使えそうだなと感じました。

 

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