・今年初のガットインプレ兼久し振りのポリガットです。
皆さんこんばんは。オルティです。今回の記事は今年初めてのガットインプレとなります。そして、久し振りのポリガットのインプレです。
今月からYONEXのナイロンマルチのレクシスから、以前少しだけ使用していた同社のポリガット、ポリツアープロ125に切り替えました。
ガットを替えた切っ掛けは前回の記事に記しました。前回の記事を掲載しましたので、まだチェックしていない!と言う方は先に目を通しておく事を推奨します。
以前相談に乗って頂いたSTARTENNISさんのアドバイスに従い、先ずは手元にあったポリツアープロから試してみる事にしました。
今回のインプレはEZONE100にポリツアープロを43/41で張ってもらって打ってみた感想になります。EZONE100のインプレ記事は下に張り付けますので、どうぞそちらの方もチェックしてみて下さい。
・YONEX ポリツアープロの紹介
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— yonex.co.jp (@yonex_jp) February 5, 2015
- 商品名:POLYTOUR PRO(ポリツアープロ)
- ゲージ(太さ):1.15mm、1.20mm、1.25mm、1.30mm
- 長さ:12m
- 構造:モノフィラメント
- 素材:芯糸/ハリポリマーポリエステル
- 色:1.15mm、1.20mm(ブルー、フラッシュイエロー)1.25mm、1.30mm(ブルー、フラッシュイエロー、グラファイト)
- 商品説明:柔らかめの打球感で肘や肩に優しい。
今回私はポリツアープロのグラファイトのを選択しましたが、何気なく見た時は”黒”に思えました。
しかし、ガットをよく見ると灰色っぽい色のように感じました。これは確かにグラファイト(灰色)だなと思うくらいに。
ガットの太さ(=ゲージ)は1.15mmから1.30mmと0.05mm感覚で太くなっています。ここまで太さにバリエーションがあるガットはそう多くはないと思います。
細い・細め・標準・太めから、色も黄色・灰色・青の3つから選べると言う幅広いユーザーを取り込める懐の大きさ。
バリエーションに富んでいて、ラケットとの色合いのバランスや自分の好みに合わせやすいのが良い所だと思います。
※ここから先は私が使った感想を忖度なく好き勝手に記すので、どうかご容赦下さい。
①打球感:最初は硬いけど、伸びて来ると柔らかくなる!?
先週もとい今年初めてのレッスンで使用した時は、正直硬く感じました。季節が1月で真冬と言う事も関係していますが……
「これがポリ初心者にお薦めのポリかよ!? どう考えても硬さは普通のポリじゃねぇか!」と思うくらい、普通に硬かったです。43/41の緩いテンションで張ってもらったにも関わらず。
ただ手に来る嫌な衝撃が来る感じが無くて、インパクトの瞬間に若干ながらホールド感を感じる事が出来ました。なので先週はこの硬さに悩みながらテニスしていました。
今日のレッスンで打った時は「何これ!? 先週と打感が全然違うんですけど!?」って驚くくらい、柔らかくなっていました。
恐らくガットが伸びてテンションが落ちると共に、打感が変わったからだと思います。これにはかなり驚かされました。
どれくらい柔らかいかと聞かれると表現に悩むのですが、飛びが控えめで打感が硬めのナイロンガットで打っているくらい柔らかかったです。
正直に言うと、私は伸びてからの打感の方が好きです。と言うのも、伸びてからの打感の方がホールド感があるように感じましたし、何より肘や肩に来る硬い衝撃が殆ど無かったように思ったからです。
個人的には最初からこの打感だったら良かったのになぁ~と思いました。その方がより多くのユーザーを取り込めたんじゃないかと思ったからです。
②反発性能:ポリの中では普通くらいかな?
飛びの方はポリガットの中では普通から少し飛ばないレベルと感じました。ナイロンに比べると飛びは良くないです。収まりは良くなりますけど。
これはホールド感が強いと言う特性から、ボールを弾かずに受け止めてしまう事が大きいと思います。これによって、パワーや飛びも失われてしまうのかなと感じました。
最初に使った時も硬さに悪戦苦闘していた事もあって、飛び自体は控えめか普通くらいだと感じていました。
今日使った時も打感は柔らかくなったにも関わらず、飛びが良くなった印象は無かったように思えました。飛び自体はガットが緩んでも変わらないと言えるでしょう。
これを言い換えると、収まりが良いと言えます。なのでピュアドライブのようにパワーがあって、よく飛んでくれるラケットに張って使う事でバランスを取らせると言う使い方も出来なくもないなと思いました。
しかし、そこはやはりポリガットなので、ある程度しっかり自分から振っていって、ボールをしっかり飛ばせる技術とパワーがある事が要求されます。
③スピン性能:自分でかければかかる。ラケットや技術次第。
スピン性能はそこまで高くないかな?と感じました。と言うのも、普通に打っていた時に勝手に弾道が上がったり、弾道を上げやすいと感じた場面が少なかったからです。
2021年1月現在、私はピュアドライブとスペックや方向性が近いEZONE100に張って使っています。
使っている状況や打ったショットの弾道を見る限り、ラケットの性能や自分の打ち方でスピンがかかっている印象がありました。
自分から掛けに行く時はそれなりに掛かってくれたので、私個人はガット自体が特別にアシストしてくれるわけじゃないと感じました。
なので私のようにグリグリなスピンをかけて打っていきたいプレーヤーより、ボールの真後ろから厚く捉えてガンガン打っていきたい、フラットドライブ系のプレーヤーに
お薦めしたいです。
④テンション維持性能:張り立ての硬さは長続きしないけど、緩んだ後の柔らかい打感は長続きする。
普段はテンション維持性能についてどうこう言いませんが、今回だけは言わせて下さい。ガットを1ヶ月以上切らない上に、打感が変わってもそこまで気にしない私でも、ポリツアープロの賞味期限は正直言って低いと言えるでしょう。
しかし、それはあくまで張り立てた最初の頃の如何にもポリガットと言えるような硬さや打感を考えた場合に限っての話です。
ただその後のポリの中では柔らかく、ナイロンの中では硬いと言う絶妙な硬さや打感では、かなり長持ちする方なのかなと言う印象を受けました。
1ヶ月経って張替えに出しましたが、正直もう1ヶ月使っても良かったのでは?と思えるくらい、2段階目のテンション維持性能は良かったと思えます。
・総評
【ヨネックス】ポリツアーシリーズ全機種比較してみた!【テニス】
【最強のガット登場!?】ポリツアーレブ打ってみた!【テニス】
今回はポリツアープロのインプレを記しましたが、正直私には合わないかな~と感じました。理由は2つあります。
1つ目は最初の硬い打感が駄目、2つ目はスピンのかかりがあまり良くないからです。ただこのガットを使って良かった所もあります。以前のインプレでも触れたと思いますが、自分がどのようなガットを使いたいのかが分かった事です。
私が好きなガットは柔らかめで、ある程度スピンが掛けやすいガットと言う事が分かりました。YONEXの同じポリツアーシリーズで選ぶなら、ポリツアーエアかポリツアーレブになるでしょう。
もしこれからポリガットを使い始める人にお薦めするなら、バボラのRPMラフやRPMチーム、プリンスのハリアーレスポンス、GOSENのG-tour3やエッグパワー、ルキシロンの4Gソフト等になるでしょう。
このポリツアープロはポリ初心者にお薦めと至る所で言われていますが、正直私はポリ初心者にはお勧めしません。
同じYONEXで考えるなら、ポリツアーエアかポリツアーレブをお勧めします。試打会で使った感じは、ポリツアーレブの方が柔らかかった上に使いやすいように感じました。
ポリツアープロをお勧めしたいプレーヤーはフラットドライブ系のプレーヤー、ポリガット選びに悩んでいる人、収まりが良いポリガットを求める人になるでしょう。
以上でポリツアープロのインプレを終わります。ここまで読んで頂き本当にありがとうございました!
・YONEX ポリツアープロを使いたい人はこちら!
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この記事を読んでポリツアープロを使いたい!と思って頂ければ、是非上記のサイトに飛んで購入してください。1張り分とロールを掲載しましたので、プレー頻度やお財布と相談する事をお勧めします。
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