A LIFE OF TENNIS!

初めまして。このブログの管理人のオルティです。週に1度テニススクールで汗をかいている中級プレーヤーです。このブログでは試打したラケットや使用したガット、グリップテープや振動止め等のテニスグッズのインプレや。出場した大会の結果報告や取り組んでいる内容等を一般人目線で記していきます。目指すは唯一無二のテニスブログです。どうぞよろしくお願いします!

ローテンションの思わぬ落とし穴!? ~硬すぎは駄目だけど緩すぎも駄目~

 

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 どうも。オルティです。ここ数年ではガットのテンションを緩く張る事が流行になっているように思えます。

 錦織圭選手も今現在のガットのテンションは分かりませんが、ここ数年は30台後半~40台前半と緩めに張ってもらっています。本人はマイルドな打感が好きだと仰っていたので、その理由に納得出来ます。

 

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 しかし、錦織選手の感覚と我々の感覚は異なります。私も錦織選手と同じく柔らかい打感が好きですが、中には硬い打感が好きだと言う人もいます。

 ローテンションが好きな人がいれば、ハイテンションが好きな人もいます。大事なのはその人に合った適正テンションを見付ける事です。

 それは以前の記事でも記していました。もし詳しい事を知りたければ、下に掲載しますのでチェックの方をお願いします。

 

 

nagashimarray.hatenablog.com

 

 さて今回の記事ですが、今現在私が陥っているローテンションの落とし穴について記そうと思います。

 ここ最近流行になっているローテンションですが、デメリットがあってそれを理解しないとテニスの上達の妨げにもなってしまいます。今回は私の事例を踏まえ、その事について記していきます。

 

・筆者のラケット&ガットについて

 

nagashimarray.hatenablog.com

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 2021年5月現在、私はYONEXのEZONE100にルキシロンの4Gラフを張ってもらって使っています。テンションは40/38です。

 EZONE100はバボラのピュアドライブやピュアアエロ、HEADのエクストリームやインスティンクトと同じく黄金スペックに分類されるラケットです。

 飛びが良くてパワーが出しやすく、スピンもかけやすいお気に入りのラケットです。デザインも青色がベースで、青色が大好きな私にはドストライクでした。

 4Gラフはポリガットなのですが、打感がポリガットなのかと疑うくらい優しいです。優しいと言うより、軽い感じがします。手に重い感じが伝わらず、あっさりとボールを飛ばしてくれるような……ナイロンガットと錯覚するくらい打感が軽いです。

 そして飛びが強いです。反発力が高い上に、ボールスピードと威力が上がります。それでいてラフ加工が施されているから引っ掛かりが良く、スピンもしっかりかかってくれます。

 

・セッティングの問題点とは?

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 割と4Gラフについてベタ褒めしていましたが、先日のレッスンで問題が発生しました。飛び過ぎなんですよ、今のセッティングだと。

 球出し練習やクロスラリーでは問題は無かったのですが、ゲームになると飛び過ぎて振るのが怖くなってしまいました。

 それにロブを打つ時は力加減を少しでも間違うとアウトするので、本当に力加減を少しでも間違うとコントロール出来なくなると言う諸刃の剣となりました。

 

 ・今のセッティングから考えるローテンションの落とし穴とは?

 ここまで記してローテンションの事を貶していると思っている人がいれば、それは違うと答えます。確かにローテンションのメリットは魅力的ですし、合っている人がいる事も事実です。

 しかし、今回のように反発力の高いラケットに反発力の高いポリガットを緩く張った結果、コントロールしにくいセッティングになった事が発生したので、デメリットもまたあると言う事も理解して下さい。

 

・ローテンションの落とし穴

  • ボールがよく飛ぶようになる為、アウトミスが増える
  • サーブではオーバーフォルト、ロブではアウトのようにショットコントロールが難しくなる
  • 飛び過ぎを怖れて振り抜けなくなり、縮こまったスイングになる
  • ボールが食いつき過ぎてもたつく

 

・次は少しテンションを上げて張ってもらいます。

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 その日のレッスンが終わった後、コーチに相談した結果、「癖のある打ち方じゃないからもう少しテンション上げても良いんじゃないかな? 40/38は流石に緩すぎるから、もう2~3ポンド上げても良いと思うよ?」とアドバイスを頂きました。

 なのでレッスン後に帰宅して4Gラフを注文しました。次回のレッスンが終わったら張替えに出して、次はテンションを42/40か43/41にしてもらいます。

 ローテンションと言う流行に流されず、自分に合ったテンションやガットを見付けて楽しくテニスをする。それが一番の上達への近道なのかもしれません。